macOS上で複数OSの仮想環境を作成
Macの再起動なしで素早く起動/サスペンド/終了する機能や、仮想マシンの現在の状態を丸ごと保存できる「スナップショット」機能などを備えます。
拡張ツール「Guest Additions」をインストールすると、Macとウインドウズ間でのコピー&ペースト、ファイル共有に対応するほか、Macのデスクトップに仮想マシンのデスクトップを表示し、OSの境界線を意識せずに双方のOS用ソフトで作業できる「シームレスモード」が使えるようになります。
さらに拡張パックを組み込めば、リモートデスクトップやディスクイメージの暗号化などの便利機能が追加されます。
VirtualBox の使い方
VirtualBoxをインストール後、ツールバーの「新規」ボタンをクリックすると表示されるウィザードに従って、名前やOS、メモリー容量、ファイルの場所などを設定すると、OSのない空の仮想環境が作成されます。
次に、ツールバーの[起動]ボタンをクリックし、ファイル選択ダイアログでウインドウズOSのディスクイメージ(ISOファイル)を選択したら、[Start]ボタンをクリックすると仮想環境にウインドウズがインストールされます。
「Guest Additions」をインストールするには、仮想マシンを開いた状態で「Devices」メニューから「Insert Guest Additions CD〜」を選び、ウインドウズの「CDドライブ」にある「VBoxWindowsAdditons〜」を開きます。
「スナップショット」機能を使えば、仮想マシンの状態を丸ごと保存でき、戻りたいポイントに戻ることができます。保存したスナップショットから仮想マシンのクローンを作成することも可能です。
Macと仮想マシン間でのコピー&ペーストやファイルのドラッグ&ドロップが可能です(Guest Additionsのインストールが必要)。
「シームレスモード」では、MacのメニューバーやDockは表示したまま、背景を仮想マシンのデスクトップで覆い、双方のソフトを混在させて作業できます。(Guest Additionsのインストールが必要)。
【変更点】
GUI:複数のウィンドウレイアウトと翻訳関連の修正を追加
GUI:Unattended Installを使用して作成されたVMが正常に削除されない問題を修正
GUI:リモートディスプレイのセキュリティ方法を変更するオプションを追加
GUI:macOS/Arm UIからベータ版のラベルを削除
NAT:Windowsホストのパフォーマンス低下を修正
NAT:ドメインが空の場合に特定のゲストで発生するDHCPの問題を修正
3D:VM設定で3Dアクセラレーションを有効にする問題を修正
3D:Windows VMで発生する黒い画面の問題を修正
3D:不正なビュー処理により発生するレンダリングの問題を修正
3D:ArmプラットフォームのVMで3Dアクセラレーション機能を有効にする可能性を追加
GCM:7.0.xで作成された保存状態のロードに関する問題を修正
API:レガシーBIOSでのNVRAM状態の不適切な処理とVM削除時の削除に関する問題を修正
API:VMが起動されていない場合のUEFIセキュアブートの状態問い合わせを修正